生地ブランドの基礎知識3つ

生地ブランド

生地ブランドの知識は、昨今から主流になりつつあるオーダースーツを作るうえで絶対に知っておきたいものです。

とくに

  1. 生地ブランドの生産国
  2. 生地ブランドのシリーズ

を知っておけば、生地ブランドを決める際にとてもスムーズに進められるでしょう。ここでは上記2点に加え、ミルやマーチャントといった生地ブランドの業態についても踏み込んで解説していますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

生地ブランドの基礎知識3つ

 

生地ブランドは2つの業態に分かれる

ミルとマーチャントの違い

生地ブランドは基本的に

  1. ミル
  2. マーチャント

という2つの業態に分かれます。

ミルは自社工場で生地を織っているのに対し、マーチャントはそのような織元(生地を織っている業者)から製品を仕入れ、市場に出す業態です。

また、マーチャントは「買い付け」を行うことで中間マージンがかかる一方、自社のデザイナーが生地企画を行うためデザイン性の優れた生地が多いとされます。

最近はミルと平行してマーチャントを行う企業もありますが、まずはこのような業態の違いから知識を深めていきましょう。

 

生地ブランドの生産国

どの業界もそうですが、ブランドの特徴を知りたい場合はまず「生産国」を確認することです。

これは、アメリカ=豪華で大胆、イタリア=どこか女性的でおしゃれ、日本=技術力が高いというように、その国のルーツが商品の特徴になっているケースが多いためです。

ではスーツにおける生地ブランドの生産国はというと、主に

  1. イタリア製
  2. イギリス製
  3. 日本製

の3国が代表的とされています。

初心者でもわかるほど大きな違いがあるため、生地ブランドを選ぶ前にいちど「生産国」を確認しておきましょう。上記3国それぞれの詳細は以下から確認できます。(準備中)

イタリア
  • やわらかい
  • ツヤ(光沢)がある
イギリス
  • ハリ/コシがある(パリッとしてる)
  • 硬い
  • 耐久性がある
日本
  • 耐久性がある
  • やや硬め(イギリス寄り)

 

生地ブランドのシリーズ

次に確認しておきたいのが生地ブランドの「シリーズ」についてですが、正直シリーズってなんだ?という世界ですよね。

そんな方のために、ここでは日本を代表する車メーカー「日産」に置き換えて説明してみます。

ブランド 日産 / NISSAN
生産国 日本
シリーズ
  • ノート
  • マーチ
  • リーフ
  • ジューク
  • エルグランド
  • ティアナ
  • スカイライン
  • キューブ
  • セレナ
  • フーガ
  • エクストレイル

車について詳しくないとなんのこっちゃという話なんですが、要はブランドには様々な商品のパッケージ(シリーズ)が用意されており、そのシリーズによって固有の特徴があるということです。

ノートはめちゃくちゃ燃費良いうえに加速力があるとか、エクストレイルは運転支援システムであるプロパイロットを搭載しているから疲れたアウトドア帰りの高速道路が楽!みたいなイメージです。

それは生地ブランドも同じで、それぞれのブランドごとに様々なシリーズが用意されています。では、日本でも知名度の高い「ゼニア」という生地ブランドであらわしてみましょう。

ブランド エルメネジルドゼニア
生産国 イタリア
シリーズ
  • Trofeo(トロフェオ)
  • Traveller(トラベラー)
  • 15milmil1515ミルミル)
  • Traveller Silk(トラベラー シルク)
  • Trofeo 600(トロフェオ600)
  • HERITAGE(ヘリテイジ)
  • Cool Effect(クールエフェクト)
  • etc…

「え、こんなに種類が…」という声が聞こえてきそうですが、実はこのように生地ブランドにもかなりのシリーズがあるんです。

例えば、夏仕様の生地といえば生地の表面温度を10度下げる機能性をもつ「クールエフェクト」、旅行や出張にフォーカスした生地といえば「トラベラー」という具合で、それぞれのシリーズによって強みが全く異なります。

 

まとめ

スーツの生地は、シルエットや見栄え、機能性などさまざな要素を左右する重要なパーツです。

そのため、店舗によっては生地ブランドとアパレル企業がコラボし、「共同開発生地」という名のものと新生地の開発に取り組むことも少なくありません。

ぜひ、生地ブランドの種類や特徴を知り、オーダースーツの魅力・楽しさを実感してください。