これぞ英国紳士!イギリス製の生地ブランド7選

イギリスの生地ブランド

イギリス製の生地といえば、

  • ハリ/コシがある(パリッとしてる)
  • 硬い
  • 耐久性がある

などが特徴的ですが、今回はその特徴を作り上げてきた老舗ブランドをはじめ、世界最大級のマーチャント、伝統ある織元など、英国スーツの歴史を支える生地ブランドを7選ほどご紹介します。

スーツの発祥地とされるイギリス(英国)の生地ブランドを、ぜひこの機会に覚えてみてください。

※マーチャント=生地のデザインのみを考え、生産は織元に託す業者のこと

イギリス製の生地ブランド7選

 

FINTEX of London (フィンテックス・オブ・ロンドン)

貴族が愛用していた生地ブランド。

メーカーの名前が織り込みされるスーツ生地の端(耳)に世界初となる「FINTEX」の名を刻むことで、高品質を保障する最高級服地であると証明しました。

営業を開始したのが1881年、そこからわずか9年後の1990年には輸出における偉大な業績をたたえられ、英国クイーンズ・アワードの栄誉を受賞。最高の毛糸をつかった高級服地がコレクションとなり、数百年にわたる織物の知識や経験、最高の品質が認められたことで現在は「生地のロールスロイス」と呼ばれています。

ブランド名であるFINTEXは、FIN(すばらしい)、TEXTURE(織物)の2語を組み合わせた造語となっており、「すばらしい織物」を意味するそうです。

また、生地の色や柄の流行を追うことはせず、本物をわかる人だけに提供する理念のもと活動を続けています。

 

DORMEUIL(ドーメル)

1842年にジュールズ・ドーメルによって創業。

当初はイギリスから毛織物を輸入しフランス国内で販売するというビジネスモデルからスタートしたそうですが、今では80ヵ国以上に生地を供給するなど170年以上つづく「世界最古のスーツ服地商社」へと成長しています。もちろん今でも本社はフランス、生産拠点はイギリスという図式です。

また、コレクションに登場する様々なブランドにドーメルの生地が使用されており、オーダースーツを作る人なら必ず知っておきたい有名ブランドとなります。

 

SCABAL(スキャバル)

1938年、オットー・ハーツによって設立されたSCABAL。

ベルギーのブリュッセルで創業された後、世界最大級のマーチャントへと成長するも、今ではプレタポルテやアクセサリーを含めた総合ファッションブランドを展開するなど、幅広い活躍が目立ちます。

1970年前半には、SUPER100’sのウールを使用した生地をこの世にはじめて送り出し、SUPER250’sといったスーツ地や、ビキューナなどの超稀少素材を取り入れたコレクションを展開することで話題となりました。

 

JOHN FOSTER (ジョン・フォスター)

1819年に創業された生地ブランド。当時まだ21歳の若さだったジョン・フォスターによって立ち上げられました。

熟練のクラフトマンシップによる「ラグジュアリーな糸使いや配色」、英国製らしい「ハリコシのある素材感」、イタリア製らしい「しなやかさ」などが特徴です。

また、SUPER100’s 〜 SUPER120’sなどの高級ウーステッドを展開し、今では世界最大のトップモヘアメーカーとして世界各地から評価されています。

 

Taylor&Lodge (テイラー&ロッジ)

1904年にハダースフィールドに設立された英国有数の織物工場。

生産設備を失うメーカーも増えている中、ファインウール、シルク、リネン、モヘアなどの混紡素材の生産に特化することで独自の地位を築き、とくに高級混紡素材において高い技術を誇ります。

また、高品質な素材だけでなく、クオリティにこだわる時間をかけたフィニッシュ技術の高さも魅力です。

 

Bower Roebuck(バウアー・ローバック)

スキャバル・グループに属する高級毛織物メーカー。イギリス(英国)のハダースフィールド市に本社を構える生地ブランドです。

純粋のSUPER120’s・SUPER150’sなど特殊な品質開発も完了し、世界中にその品質の高さが認識されていることはもちろん、イギリス製の特徴であるハリコシ・ツヤ感も抜群です。

さきほどご紹介した世界最高峰メーカー「スキャバル」の生地を織っていることでも有名。

 

Martin&Sons(マーチンソン)

1859年、ハダースフィールドにて創業。夏素材の定番といえばMartin&Sonsといわれるほど名門のミルです。

スーツがお好きな方や生地メーカーについて詳しい方はご存知であろう、夏のど定番「フレスコ」はMartin&Sonsが商標登録しており、100年以上生産を続けています。

他にもフランネルといった、英国の重厚な素材を生産・供給してきた伝統ある織り元です。

 

まとめ

イギリス製の生地は「双糸(ソウシ)」と呼ばれる2本の糸を撚り合わせた糸を使用するのが基本であるため、やや硬い生地が多く、耐久性に優れているのが特徴です。

そのため、

  • スーツ着用時のシルエットを立体的に見せたい
  • カチッとしたスーツを着たい
  • ビジネスシーンで着用する

といった方にはとてもおすすめといえます。

まだ一度もブリティッシュスタイルを試したことがない…という方は、ぜひこの機会にイギリス製の生地でお仕立てしてみてくださいね。