こんにちは、SYJ編集部です。
今回はスーツについてあまり詳しくない方が必ず気になるスーツの柄についてまとめてみました。
もくじ
スーツの柄は大きく3種類に分かれる
スーツの柄は大きく分けて
- 無地
- ストライプ(縦縞)
- チェック(格子)
の3種類に分けられます。
とはいえ、ストライプ・チェックの柄の詳細をあげるとキリがないほど多種になるため、今回は主にビジネスシーンに多い定番な柄を紹介します。
ストライプ(縦縞)
はっきりしたストライプは、ウォール街で成功した銀行家(banker)やエリート金融関係者が好んで着ていたことから、「バンカー・ストライプ」と呼ばれます。
ピンストライプ
針(ピン)の頭をタテに並べたような繊細な縞柄。
ペンシルストライプ
鉛筆(ペンシル)で線を引いたような太さの、等間隔のたて縞柄。
チョークストライプ
チョーク(白墨)で書いたような、かすれたたて縞柄。
シャドーストライプ
「影縞」とも呼ばれる、光のあたる角度により「縞柄」が浮き出て見える織り柄。
チェック(格子)
チェック柄のスーツはお洒落に見えやすい傾向がありますが、ストライプほど細身に見えないという特徴があります。
そのため、筋肉質のがっしりとした体型や太っている体型の方には不向きといえる柄です。
グレンチェック
グレナカート・チェックの略称で19世紀はじめ英国で考案。
千鳥格子とヘアライン(髪の毛のように細い線)の小さいチェックの組み合わせから構成される。
タータンテェック
スコットランドで生まれた最も有名なチェック柄。現在ではイギリスの紋章院管理局が管理している。
一つひとつに名前と由来があり、公式に認定されたチェックのみがタータン・チェックと呼ばれる。
ウィンドウペン
窓のような単色縦横の細いラインで四角形をつくる格子柄。
英国の伝統柄の一つで、クラシカルかつトラディショナルな印象。
ハウンドトゥース(千鳥格子)
英国発祥の定番格子柄、千鳥格子(日本では千鳥が連なって飛ぶ姿に見えるため)とは、猟犬(ハウンド)の牙(トゥース)の形を模した柄を連続させた地と模様が特徴。
まとめ
ストライプはスッキリとスタイリッシュな柄であるため、ビジネスシーンではチェックよりも人気かつ定番である傾向にあります。また、流行り廃りのない柄です。
チェックはスッキリな印象こそ与えられないものの、オシャレに見え、少しカジュアルライクに見えるのが特徴です。ジャケット単品やスラックス単品で着用する方も多く、セパレート(ジャケパン)なスタイルで使用できる柄といえるでしょう。
ただし、ストライプ・チェックは「幅感」「太さ」で「柄の強さ」が大きく異なる難しい柄でもあります。柄の主張が強ければ強いほど印象に残りやすいですが、自分の体型や立場をしっかり理解していないと相手に悪い印象を与えることもあるので注意が必要です。